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2008年10月14日

大恐慌再び?CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)とは何かを知ると、当然と思えてきます。

クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)とは?

CDSとは、94年にJPモルガン(アメリカの巨大銀行グループ)のバンカーたちが売り出した、デリバティブ(金融派生商品)の一種です。

アメリカには、企業向けや外国政府向けの貸し出しで膨張した資産に対し、金融機関連邦法の定めにより、それらの融資の貸し倒れリスクに備える準備金として、巨額の自己資本を積まなければならない。というルールがあります。
その利益を生まない自己資本=準備金をバランスシートから切り離し、準備金を取り崩して利益になるものに投資するための仕組みがCDSです。

つまりある種の保険商品で、貸し倒れた場合の元利金の支払いを第三者に保証してもらい、代わりに銀行は保険料を払うと。

JPモルガンはリスクを商売に回すことができるこの仕組みを支持します。

要するに、誰かにお金を貸したとき、それが返ってこないリスクを自分で負うのではなく、いかに他人に回して軽減するか、という仕組みです。これが現在の金融危機につながっています。

ニューズウィークの記事に、下記のような文章がありました。

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アメリカ最大の保険会社アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は、投資銀行や保険会社などに対して保証していた140億ドルにのぼるCDSの支払いに行き詰まり、納税者のお金で救済された。

この1年間の金融システム危機の原因の多くは、元をたどればCDSに行き着く。

その市場は62兆ドルに達していた。ニューヨーク証券取引所に上場する全株式の時価総額の4倍近い額だ。

著名投資家のウォーレン・バフェットがCDSを「金融版の大量破壊兵器」と呼んだのには理由がある。

CDSは企業対企業の相対取引で契約されるため、政府の規制は及ばないし、取引報告を集約する場所もないので本当の市場価値を知ることができない。

その結果、数十億ドルもの不透明な「暗黒物質」が金融市場の頭上に垂れ込めることになった。

CDSはならず者国家の核兵器のように世界中に拡散し、今は注意深く秘匿されている。

多くの金融機関のバランスシートを吹き飛ばすのも時間の問題だ。

(メルマガ:「成功の力学」より)

わたしも、この鈴木さんのメルマガで初めて知りましたけども、こんな恐ろしい仕組み、どうしてヤバいことに気付かないのでしょうか?
というか、気付いてても止められなかったんでしょうね。
目の前の利益に、そう簡単に勝てるはずはありません。
しかし、それで無駄に税金を使われるのでは、市民が怒るのも無理はありません。

以前、日本の銀行にも公的資金の投入が行われましたが、メガバンクといって威張っている銀行の方々には、それを忘れて欲しくないし、こうした「お金を回す」的な仕組みは、できるだけ排除するよう、政府にもひと言言いたいですね。



posted by バイヤー at 14:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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